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Twitter企画*ダークキャラ化より小話

Twitter企画*フォロワーさんをダークキャラ化 より


またまた反応をくれたフォロワーさんに贈った小話。


……臨時追加更新予定。




【白雪狐】より

“白雪狐の過去”

普通に弱い悪魔の女だった。

氷雪山で迷子になり、そこの主たる大狐に出くわし殺されかけた。
その目前に悪魔の本能が目覚め、大狐の首を掻っ切る事に成功し喰らった。

我に返った時にはもう何も無く、ただ赤く染まった雪原が広がっているだけ。
彼女は本能に目覚めた自身を恐れおののき、いつの間にか狐の姿で鳴いた。泣いた。

そこへある魔女がやってきた。

「あらあら、これは凄いわね」

魔女は微笑み、彼女へ手を差し伸ばした。

「貴女、強そうね。良かったら、私達の番人になってくれないかしら?」

彼女は問うた。何故と。

「貴女は最後まで諦めず、こうして勝ったでしょう?私達の番人に相応しいわ」

そのまま抱き上げられて、彼女は戸惑いながらもされるがままにした。
もうどうにでもなれと思いながら。

───それが血闇の魔女との出会いだった。










【骸影の不死】より


“骸影の夜”

───ふと思い出す。懐かしいかつての記憶を。
酷く哀しく泣き出したい気になったが涙は出てこなかった。そんな時だった。

「お邪魔するわ」

血闇の魔女だ。
いつも突如にやってくる。特に今夜みたいな夜には。

彼女は静かに微笑んで、俺に酒をつぎ始めた。





“骸影の手”

───彼はそこで横たわっていた。

「ダメだ」

手を差し伸ばした時に言われた言葉。

「大丈夫。私も闇のものだから」

強引に取った手は正に骨そのもので、ひんやりと凍える様に冷たかった。
彼は驚き、無表情ながら泣きそうな目を見せた気がした。
だから私は彼の片方の手も取り、自身の頬にあてた。

「すごく冷たくて気持ちいいわ・・・でも不便よね?」

戸惑っているのか、返事は無い。

「貴方が良ければ、この手を封じてあげるわ」

すると彼はまた驚いたふうに目を丸くして───掠れた声でこう言った。

「何故そこまでするんだ?」

これに私は微笑む。可笑しそうに。

「同じ闇のものだから───ではダメかしら?」

くすくすと笑い出した私を、静かに見上げる暗黒の目。
同じ闇に満ちた其れにゾクゾクとする。

「・・・わかった、頼む」

諦めたのか、失うものが無い所為なのか、彼は完全に私へ身を任せたようだった。

「では、名前を教えてくれるかしら。それとも新しく名を?」

「そうだな・・・かっこいい名前でも付けてくれ」

彼は私に引っ張られるままに立ち上がって、ニヤリと笑った。

───そうして彼と友となった。

私は血を滲ませた包帯を彼の両手に巻いて、闇の力を封じた。
それから彼は気ままにあちこちと流離い、時折私の所へやってきてはご飯をねだる。
そんな猫のような彼を私は愛しく思っている。
彼は私の事をどう思っているだろうか。




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